指定流通機構を活用


家を売るとき、レインズを利用するかしないかで、結果は大きく変わってきます。とはいえ、住宅に詳しくない人がレインズと聞いても、詳しく分かる人は少ないことでしょう。名称から連想できるものではなく、さらに一般に公開されているわけでもないためです。まずはこのレインズについて、知っていきましょう。

レインズは、通常アルファベットの「REINS」と表記される存在であり、日本語でいうところの指定流通機構になります。これは不動産業者間における、物件情報ネットワークになっており、このシステムを通して幅広い地域の業者が連携をとっています。

日本地図エリアとしては、東日本、中部、近畿、西日本の4つに分かれています。ひとつの業者が全国の不動産情報を扱えるわけではないものの、エリア内であれば広くカバーできるシステムになっています。では実際、家を売るときにこのレインズが利用できると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

売り出す家がレインズに登録できると、エリア内全域の不動産業者が協力して売却してくれる形となります。つまり、より多くの買い手を探すことに繋げられるわけです。いくつかの業者が個別に売り出すのと、エリア全体で買い手を探すのとでは、より良い条件を見つけられる可能性がぐんとアップします。だからこそ、家を売るときにはレインズが重要になるのです。

 

 

専任媒介契約が魅力的

こちらにおいて、家を売るときの主な契約が、専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約のそれぞれであるとご紹介しました。ここでは最後に、レインズを介して売却する際、特に理想的である契約をご紹介します。

小見出しの通り、その答えは専任媒介契約であるといえます。厳密にいうと、専属専任媒介契約、専任媒介契約の2種類がレインズを利用しやすい契約なのですが、諸々の利点を考えた際、この専任媒介契約こそがおすすめといえます。

利点内容としては、主に柔軟性が挙げられます。専属専任媒介契約の場合、売却を依頼できる不動産会社は1社に限定される上、自分で独自に買い手を見つけたとしても個別に売買することはできません。媒介が成されると、不動産業者への媒介手数料が発生するため、せっかく個人で買い手を見つけられても少し損してしまいます。

喜んでる顔一方専任媒介契約なら、売却依頼できる業者の数は1社と同じであるものの、自分で買い手を見つけた場合は自ら契約締結することが可能です。また同時に、不動産業者における義務も緩和されています。専属のものは、媒介契約締結日から5営業日以内にレインズへ登録して登録済証を発行して、さらに週1回以上、売却主に業務処理状況報告をしなければなりません。ですが専任媒介契約であれば、レインズ登録は7営業日以内、報告は2週間に1回となっています。この緩和により、各業者が一層積極的に営業活動をおこなってくれることが期待できます。

このように、売却時の契約は専任媒介契約の方がより柔軟かつ利点が多く、利用しやすいといえます。初めての持ち家売却で何を選択すればいいか分からない、そんなときは、まず専任媒介契約を選んでおけば無難でしょう。


参照資料【https://ieurulab.com/beneficial/
媒介契約についてまとめている「高く家を売る研究」です。